12月18日練習日記 音まわし

今日の練習最後は、みんなの好きな音まわし。

これは、今日初めて太鼓打ちにキタ人も、
もう何年もずうっと太鼓打ってる人も、
一緒になって楽しめる、ちょいとゲーム感覚な練習なんだけど、
何を打つにしても、みんなで打つなら、
同じひとつの波に乗って打つことナンダ、ってことが
実感できるステキナ練習でもある。

みんなで同じ波に乗っているから、
音があっていく、アンサンブルが心地いいものになる。

曲だったら、始まってから終わるまで、
ひとつの波にみんなで乗り続けられるかが勝負♪

ってことで、みんなで輪になって、タカタのリズムに乗って、
打つこと自体は実にシンプルに音をドン、ドン、ドン、ドンと
回していくんだけど、
波が出来てくると、だんだん音の渦が目に見えそうなくらい、
ぐるんぐるんと回り出す。
波乗り同様、時に波から落ちそうになって、
おっとっと、と立ち直れる時もあれば、落っこちてしまう時もある。

そこから次は、だんだんと、一定のリズムじゃなくていいから、
回り続ける音を感じながら、次の人へと渡していく。
緩急、大小の変化のついた渦が、今度は回り始める。
これがまた、おもいがけない渦を生み出して実におもしろい。

フレーズや曲を練習しながらだと、どうしても、
自分が打つことで精一杯になってしまうけれど、
こういう練習がステキなのは、
音はコミュニケーションなんだってことが、
自然とみんなの中に生まれていくところだ。

受取って渡す、受取って渡す、そうしてひとつひとつの音が
紡がれていって、音楽になっていく。
テクニックでも知識でもなく、
そこに自分が差し出す、たったひとつの「ドン」っていう音も、
その音楽の中に存在する、大事なひとつの音。

ワタシは基本的に、太鼓は、みんなで打つ!が好きだ。
だからこそ、みんなで打ってても、ひとりで打ってても、
そんなひとつひとつの「ドン」を生かしたい、生きた音にしていきたい、と思う。

この練習はそして、音は、音と音の間が生み出す、
ってことにもつながるんだけど、
この話はまた今度。

12月15日太鼓練習日記

GOCOOだったり、TAWOOだったり、
太鼓の練習をしていると、
それはつまり、自分がやってきたこと、やろうとしてることを、
音で、カラダで、コトバで、何とか伝えようとする作業で、
練習を創ってて、自分で自分がやってることや言ってることに、
ああ、なるほどな、と思うことが日々、結構ある。

せっかくサイトも新しく生まれ変わったし、
日々の練習での発見ポインツを、伝えていこうかな〜、っと。

今日はT2って、GOCOOでも打ってるけど、
フレーズが掛け合いになって、
Aさん、Bさんが呼応しあっていく曲の練習。

練習途中で、AさんBさんひとりずつ、2人だけで打ってもらった。
大勢で、息を合わせて、音をひとつにしていくのも容易じゃないけど、
1対1で合わせていこうと思うと、これまたいろんな現象が起きる。
自分がとらえてるテンポと、相手がとらえてるテンポが、
どうもかみ合ってない。
さて、ここはどっちに合わせるべきなのか、互いに歩み寄るべきなのか。
合っていないと感じた瞬間、合ってないじゃん!と相手を責めるのか、
ああ、やっぱりワタシってダメだわ〜と自分を責めるのか。
そもそも合ってないことにも気づかず、相手がいることも忘れて、
我が道をいってしまってるのか。
どうしたら音が合わせられるのか・・・どう考えるのが正しいのか・・・
考え始めると、答えのない疑問の谷ナノダ。

でもこれが、1対1じゃなく、次に1人対10人でやってみると、
結構イケル。

1対1とか、ひとりきりとか、
自分の音が丸裸の剥き出し状態になった時は、
自信のなさの度合いの分だけ、腰が引ける。
自分の音を疑いだす。相手の音も疑いだす。
そうすると音は合いようもないから、ぎくしゃくする。
さらに疑いを確信しちゃったりする。
これが1対10だと、たとえ自分は1人でも、大勢の音の中で、
もうちょっと安心して打つから、
実はこれくらいは打ててるって力が出せる。

大勢の中でできてることを、ひとりになっても、できること。
それはカンタンなようで難しいけど、
難しいようで、カンタンでもある。

腹くくって打て、ってことだ。

自信がないんです、って音を出してても、意味がない。
自信がないんです、ってことを音にして伝えても、意味がない。
それは、自信がない、ってところに逃げてるだけだ。

打つ時は、えいや、っと腹くくって、集中して、精一杯打つ。
相手の音にも、同じように集中して、精一杯受け止める。
練習だろうが。
練習だからこそ。

あとは、今日の練習の後半でやったように、
連打やドンツのビートの中で、しっっっかり、
そのフレーズが歌えるようになる!
ってのが、自信を持って打てるための近道だな。

ひとつの音、ひとつのフレーズを打つにも、
ただな〜んとなく打ってるだけじゃ、
見えてこない聴こえてこないことがたくさんある。
ひとつの音、ひとつのフレーズに、腹くくって真剣に向き合って、
打ち込んでみた時に育ってくる音がある。
せっかく太鼓打てるんだから、
ひとつひとつの音を大事に、いとおしんで打つ。

人と音が合うって、どういうこと?どうしたらいいの?って疑問だって、
結局最後は、愛しかない、と思うのだ。いや、ほんとに。

ってことで、今日は、
「腹くくって、打つべし」
んで、
「最後は、愛!」だ。

GOCOOメンバーとの出逢い キザキハルナ編

私が白熊と手に手をとって、
上野動物園の上野公園口からスキップで出ていこうとしていた頃・・・、
カピバラはいつものように、獣舎の小さなプールに浸かり、
浅い瞑想状態で水浴びをしながら、 無表情のまま、
両の鼻の穴から 「ぶしゅっっっ」っと大量の水を噴出して、
傍若無人なバクを威嚇していた。

心静かに、水にたゆたっていたいカピバラの気も知らず、
ご陽気なバクは、助走をつけて走ってきては
「イェ〜イ!バッシャ〜ン!」とプールに飛び込み、
挙句に「ゲゲゲゲゲ」と楽しそうに笑う。
そんなことをもう果てしなく繰り返していた。

「ぶしゅっっっっっ」 再び鼻水でバクを威嚇すると、
カピバラは静かに目を閉じた。
カピバラのまわりには、ゆっくりと時間が流れていた。
たいせつなこと、を思い出すために・・・
たいせつなこと、を忘れないために・・・
カピバラのゆっくりとした思考は、
はっきりとしたかたちになることはなかったけれど、
「そのとき」が来るまで、
そうして過ごしていようと決めていた。
カピバラは、つよいこころ のもちぬしだった。

ところで、その日から私はなぜか、
毎晩おなじ夢をみるようになっていた。
眠りの闇の中から現れる・・・こけし。
こけしはおいでおいでをするように、私の少し前を浮遊していく。
訳も分からず着いていくと辿りつく先は、
いつも決まって上野動物園。
そこでこけしは、ふっと消えてしまうのだ。

「どういう意味なんだろうねえ」 ある日、私は白熊に相談してみた。
大好物のすぱいしーもすばーがーに食らいついていた白熊は、
おもむろにそれを置くと、
黙ってお気に入りの帽子とリュックを手に取った。

私達は再び、上野動物園の門をくぐった。
白熊には確信があるようだった。
黙々とツーステップで園内を進んでいき、
そのまま、ある獣舎へと私を導いた。

檻の中を覗くと、プールに浸かったカピバラが
「ぶしゅっっっっっ」っと鼻水を噴出しているところだった。
少なからず鼻水のしぶきを浴び、
私達は一瞬、このままひきかえそうかと思ったけれど、
ぐっとこらえて、カピバラに声をかけた。
「一緒に旅にでるかい?」
返事のかわりにカピバラは、今度こそまともに私達に向かって
「ぶしゅっっっっっ」と鼻水を噴射してくれた。

ずぶぬれの私と白熊、そしてカピバラの3人は、
弁天門をでて、かみさまのところへ向かった。

「かみさま・・・」 私が声をおかけすると、
振り向きざまにかみさまは言った。
「あ!こけし!」
そう、そのカピバラはかつて、 かみさまのお気に入りの
「さくらいろのこけし」だったのだ。
いつもかたわらにいて、その首を「き、き、」と鳴らしては、
かみさまを喜ばせていた。
物静かだけれど、つよいこころと、豊かな包容力をもち、
鈴をころがしたような笑い声が生み出すやわらかな空気に
かみさまはいつも癒されておられたのだ。

「覚えておるかい?」
目を細めて聞くかみさまに向かって、
カピバラは当然、返事のかわりに
「ぶしゅっっっっっ」っとやったものだった。
ずぶぬれになったかみさまが願いを叶えてくださるか、ひやひやしたが、
さすが、かみさまはおこころが広いのである。
案外無口になってしまわれたが、
無事、カピバラをにんげんのむすめに変えてくださった。

「おまえに、そのとき、がやってきたのだよ。
これからは、はるな、と名乗るがよい。」
かみさまはカピバラに優しくお声をおかけになると、
「へぇ〜っくしょい」とおおきなくしゃみをされて、ひっこんでしまわれた。
お大事にされてほしいものである。

旅の仲間達のところへやってきたカピバラは、
その中のひとり「たろう」を見た時、なぜか
「バシャ〜ン!」「ゲゲゲゲゲ」という 幻聴を聞いたような気がして、
ちょっとへんなきもちがしたけれど、
カピバラとしての記憶は、なんだかぼんやりとしていたので、
あまり深くは考えられなかった。

そうして、はるなの旅 が始まった・・・。

つづく・・・。

 

*GOCOOメンバーとの出逢い
ユミイシイ編、ヒデサトウ編、ノリコカワイ編も ヨロシク!

次回はノグゾウ&猛馬編が登場 前後編!


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Gocoo kaoly

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日本国内をはじめ、世界中で活動している創作和太鼓グループ「GOCOO」のリーダー。
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